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軽蔑 60周年4Kレストア版のセレクトのネタバレレビュー・内容・結末

軽蔑 60周年4Kレストア版(1963年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

考えるな感じろ!!

ゴダール作品はこれまで「勝手にしやがれ」と「気狂いピエロ」を過去に見た。正直ゴダールを理解することができず、この2作品は途中で寝てしまった。

今作は言葉の意味を無理に理解しようとするのではなく、そのまま聞き流して感じる感覚で鑑賞に臨んだ。やっぱり古代ギリシア文化のような分からないことが出てきた。ポールとカミーユの夫婦関係の拗れる過程を巨匠ゴダールの感性によって描かれており、静かな会話劇が面白い。少しウトウトしたが、厳かな音楽に美しい海が印象に残った。

戯曲家を目指したいのに、金稼ぎのため簡単に夢を諦めてしまうポールをまさに軽蔑するカミーユ。その後、プロデューサーとローマに行く途中で、死亡する展開はいきなり過ぎて驚いた。
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