このレビューはネタバレを含みます
ニコラス・ケイジ大好き。チョーハリウッドスターみたいな時代から落ち着いて、まあ、いろいろあって。現在様々なジャンルの作品に出ている感はなかなかいいなあと思っています。本編はどうか。A24だし。着想自体は面白いなあと。予告編を観てどういう映画になるのかなと。なるほど、こんな感じか、出だしは上々、ユニークホンワカだがはたしてどのような落ちになるのか気になって観ていました。主人公の精神状態と全世界の夢の中に出てくる主人公がリンクしているのですね。おそらく。後半はちょっと哀れみしかなく、あまりに理不尽でややもすると物語が壊れかかっている気がしなくもなかったです。それでも彼が求めていた、ある意味夢でもあったことが曲がりなりにも実現し、奥様との夢の中の邂逅は締めくくりとしてはよかったんでしょう。でもちょっといろいろと難しい映画でした。