意地悪な描き方だなぁと思っていたら、監督はクリストファー・ボルグリ。制作にはアリ・アスターが関わっていた。「ボーはおそれている」とも似た作風ですね。
不安を煽るのが巧い。
【ちょっとネタバレ】
SNSを前面に持ち出さずに夢に置き換えることによってインターネットミームがバズることの怖さをうまく伝えていたかと。
ミーム対象はニコケイ演じるうだつの上がらない大学教授ポール。中年男性なら弄っても構いませんよ、な昨今の風潮はどうかと思うが。あっという間にキャンセルされる世のスピードをSNSの世界観でわかりやすく描きたかったからなんだろうけどね。実際のポールは何もしていないのに。
とは言え、私は今作面白かったです。ちゃんと愛を持ってポールを見ていましたよ。
言い訳ばかりの謝罪動画も、そういうとこだよ!と思ったし、アシスタントさんといざ!という時おならぷぅしちゃったのも可愛かった🤣滾りと情緒&シモのバランスが上手くいかないお年頃なのよ。
ラストはポールの体験から作られたNorio によって報われたようなので、良かった、かな