前日に『復讐のワサビ』を鑑賞して、その後のアフタートークで本作の宇賀那健一監督のコメントを聞いていた。
『復讐のワサビ』の支離滅裂感、どこに連れていかれるのか分からない感を絶賛していた(私は全く賛同できない)が、そこに面白さを感じる人の作品であることは間違いないと思った。
好きか嫌いかで言えば嫌い。タイトルが良いだけ。
特殊メイクもいいんだけど、それを見せるだけの映画になってる気さえするし、何かナラティブなものを見せる勇気すらない、描写の羅列はやはり苦しかった。
笑いどころは多少あったが、それも笑えたのは前半。掴みとしては機能していただろうが、後半は笑えなかった。
ジャンル映画のクリシェに寄ってるだけ、まだ『復讐のワサビ』よりかはマシだが、この映画が優れているのは61分しか上映時間がないことぐらい。