“オレンジ色は幸せ色💛”
公開時、渋谷スペイン坂の長蛇の列に並んで観て以来のスクリーン鑑賞
当時は日本中がこの作品で大騒ぎ
映画館は立見どころか、通路まで観客でいっぱい
街にはアメリ女子?が闊歩し
クレームブリュレが流行り
旅行会社はパリ聖地巡礼ツアーを組み
表面的にはそんなファッショナブルな映画ですが、内容は完全に右脳映画
ビビッドな色彩と構図への徹底的なこだわり
いかにもフランス映画っぽいエスプリの効いたセリフの応酬だけでなく、オシャレな美術、小物、ファッション、そしてスクリーンに繰り広げられる出来事に至るまでメタ満載
なのでウェス・アンダーソンの作品が苦手な人にはチョット向かないかも😅
ただ、その色彩の違いでその場面の状況や主人公の気持ちを表現しているので、コレを意識して観るとお話がわかり易くなるという親切設計😉
主人公アメリは生まれたときからの引きこもり系女子
ところがひょんなきっかけで人を幸せにすることに喜びを感じてからは、小さな喜びプレゼント活動に勤しむ毎日
ただ、嫌いな人にはチョットした意地悪活動もw
そんな活動の中で出会った男性にカミナリに打たれたように一目惚れ⚡
燃え上がる想い❤️
でもそれを素直に届けられない苛立ち💚
最後の一歩がどうしても踏み出せない彼女の背中を押したのは、かつて彼女から小さな喜びをもらった人物
恋を成就した二人のキスシーンは忘れられない名シーン
…からのラストシーンはまるでパリ版『ローマの休日』🛵💛
ほんの少しの勇気が人と人を繋ぎ、新しい世界が広がる
そんなことをあらためて気づかせてくれるアメリの笑顔で、爽やかで心地よい余韻に浸ることができる作品だと思います😊
p.s.
入場者特典は可愛くオシャレなイラストのポストカード
前のおじさんは「いらん!」と一言
「前の人の分もください」と言う少しの勇気が出せなかったことが心残り😅w