血肉の華を～咲かせましょう～♪
お人好し爺さん。その隣に住むのは連続殺人鬼爺さん。殺爺さんは何やら人生がつまらなそうな息子を笑顔にしてあげる為に人を殺してるみたい。ある日、家族とは険悪で暫く家を離れていたアンナが婚約を機に実家へ帰って来たのだが...
構成としては観ん唖知ってるあの花咲か爺さんをなぞっているだけで、優爺と悪爺がいて、お人好しな優爺が悪爺に犬を殺され...みたいな流れなので当然ですが犬は死にます。
その流れに悪爺が連続殺人鬼だ～という要素を混ぜつつ、恐怖解釈としてオチをつけるといった内容なんだけどどう考えてもスベってるというかなんというか...
そもそもこの手のテーマを扱っているわりに描写があまりにもヌルすぎてビックリしてしまう。
殺人は良いとして、人に刃物を刺す描写だとかそういったものの直接的描写すらないのは流石に頂けない。
血の量も必要最低限を超えケチってるのでは？というくらいではあるけど、まぁこの手の映画にそういう事言ってる時点で負けか...
グロ描写に限らず、映画単体として考えてみても内容のわりに無駄に間延びしていて少し長く感じる。
ランタイムは70分くらいで行けたと思う。
ただね、色々文句言ってるわりに良い所も少なくは無く、マネキン感ダダ漏れどころかもはや誤魔化す気すらないバラバラ死体にはすこしニヤっとしてしまったし、何と言ってもラストのアレ！
というかラストのアレを観る為だけに観ていたのでは...？と思うくらいにはラストのアレが最高すぎて。というかもうアレ観れただけで満足で良いです。はい。
作り手も多分アレが一番したかったよねっていう。
総評するとあまり面白くはないですが、悪爺さんの寿司クレーム一人芝居だとか終盤の流れだとかシュールで笑える所はちょくちょくあったので憎めない作品ではありました。U-NEXT399pt
視聴 2024年3月8日
