ジャイロ

アタラント号のジャイロのレビュー・感想・評価

アタラント号(1934年製作の映画)
3.9
乗船の仕方が独特

こんなの観たことない

黒くて長くてまるで方舟みたいなこの船は、いったい何なの?中は快適空間だし、これ新婚旅行だよね?とにかくネコがいっぱい出てくる。子猫もいっぱい出てくる。不思議な船。それがアタラント号。

ネコ何匹いるの?🐈子猫が可愛い。乗せたい。私も肩に子猫乗せて歩きたい。そのまま近所の公園を散歩したい。犬派だけど。

花嫁に悪い虫がいっぱい寄ってくるのがちょっとね

不快感すら漂ってくる

旦那も旦那でそれじゃあダメだろう

パリは行こうよ

無理しようよ

ほうら言わんこっちゃない

そうなるよね。でもそこでその決断?

いいの?

ホントに?

そこからはもう荒れましたね。

運河を進むアタラント号

エレベーター式水門なのかな?

ちょっと無気味なマリオネット

昔はどこにでもいたような気がする酔っぱらいオヤジ

蓄音機とネコ

スリと人拐い

あと、とにかくネコ、ネコ、ネコ

🐈

フランソワ・トリュフォー、アキ・カウリスマキ、エミール・クストリッツァ、ユーリ・ノルシュテインらが絶賛したというジャン・ヴィゴの作品は、私にはなんだかよくわかりませんでしたが、観ていてソワソワしました。

不快感が消え去って、いつのまにやら情すら沸いてくる不思議なキャラクター。そして男と女。言葉なんていらないラストがなんとも言えなくて良かった。