素潜り旬

マリの話の素潜り旬のレビュー・感想・評価

マリの話(2023年製作の映画)
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高野徹『マリの話』を出町座で観た。詩の装置としての使い方や構成、映画自体がホン・サンスっぽいというだけでなくてピエール瀧のクォン・へヒョ味よ!第四章の「マリの映画」パート、男が萩原朔太郎「愛憐」を暗誦し、女がボードレール「吸血鬼の変身」を朗読するそのエロティックな風景が、「イメージのセックス」へと向かう。これからの行為、いや「それから」として。それが「マリの映画」と提示される官能性!
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