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花嫁はどこへ?のaikidoのレビュー・感想・評価

花嫁はどこへ?(2024年製作の映画)
3.5
アーミルカーン製作ということで鑑賞しましたが、花嫁取り違えを二人の視点から描く二軸の物語で、後半の畳み掛けは良かったんだけれども前半のスローペースな展開が退屈に感じられ、笑いと感動のドラマが盛り上がりに欠けているような印象になってしまい、今までの作品に比べると感動のパワーが弱いので、期待し過ぎたかなというのが正直な感想です。
ただ、家父長制や女性の教育や自立等、インドの社会問題をコミカルさも交えながら上手く物語におとしこむ手腕は流石だなと感じました。

ハッピーエンドで起承転結が分かりやすいシンプルな構成はインド映画ならではの良さだと思いますし、ハリウッドともどの映画とも違うこの面白さがやみつきにさせるので、やっぱり自分はインド映画が好きだなと思いました。

ラストの展開はおいしいなと思いましたし、痛快さと驚きと感動が押し寄せるまさにインド映画らしい見せ方で、個人的に好きでしたし、笑えてほっこりさせられる良いシーンでした。

インド映画入門編としても観やすく感じますし、これを機に色々な作品を開拓していくのもありだなと思う映画でした。
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