最近の娯楽映画というと、漫画やアニメなどばかりで辟易しているんだけど、そんな中でインド映画には古き良き時代の大らかさやユーモアが感じられて、今は一番面白く観れるかな。
本作も、冒頭の音楽からして踊り出したくなってくるような楽しさがあったし、インドならではの風習のせいで花嫁を取り違えるというストーリーも愉快でした。
間違えられた花嫁のミステリアスな行動にも興味津々だったし、最後はしっかり感動させられて、良く出来た作品でしたね。
ただ、2001年が舞台とはいえ、女性の自立をテーマにした話というのは、いかにも古臭くて陳腐だったかな。
それだけインドが遅れているとも言えるんだけど、世界的に見ると自立する女性が増えた結果生み出されたものは少子高齢社会だったわけで、今後いわゆる先進国の人口はどんどん減ってくるし、逆に発展途上国の人口はどんどん増えて来て、50年後、100年後になれば、どっちが先進国か分からなくなっているかもね。