このレビューはネタバレを含みます
スミマセン。思いっきりネタバレです。
死霊館「悪魔のせいなら、無罪。」
の実際の事件のドキュメンタリー。
悪魔に取り憑かれて殺人を犯してしまった少年の兄が、兄から見た真実を話す番組です。
お兄さんは、弟は悪魔に取り憑かれてなんかなかった、心霊研究家エド&ロレイン・ウォーレン夫妻を、彼らは金と名声を得るために、私達家族を利用した。
と、番組で話します。
私の母は信心深くなかったとか、物事が思い通りに行かないとヒステリーを起こすとか、こっそり睡眠薬を家族に飲ませ、その副作用で弟はおかしくなってしまった、とか、悪魔に取り憑かれていたと言うより、現実にありそうだと思いました。
ウォーレン夫妻は金と名声を得るために、私達家族を利用したとのことも、有りそうだとも思いました。
でも、超常現象に苦しむ人たちを助けるため、遠い場所へ、時には外国にまで出向いていく。
超常現象があると証明するには、映像音声を記録して、証拠に残す必要もある。
そしてアメリカは訴訟大国なので、弁護士を雇っておく必要もある。
ただ、心霊研究家として活動するだけで相当なお金がかかると思うんですよ。
なので、本を出版したりテレビに出演したりしてお金を得ることは悪いことではないと思うんです。
もしかしたら、ウォーレン夫妻は単なるビジネスとして心霊研究家をしてたのかもしれないし、悪魔の存在を本当に実感してて、それと闘うために活動していたのかもしれない。
私は生きてて何度か、虫の知らせとか不思議な事、説明のつかない事がありました。
そして、死霊館シリーズのエド&ロレインが好きなので、後者と信じたい。
でも、一方でこの兄弟の一家はバラバラになってしまった。
お兄さんの苦悩も本当なのかもしれない。
そう思うと複雑な気持ちになりました。
映画を楽しむなら、現実のウォーレン夫妻と映画のエド&ロレインは別物と思って見たほうが良いなとは思いました。