「死霊館 悪魔のせいなら、無罪」を何ヶ月か前に観て「こんなふざけたタイトルじゃなきゃ、もっと早く観てたのによっ！」とちょっと怒ったものだった。
それくらい映画の中のウォーレン夫妻は苦しむ人たちに真摯に向き合っていたのよ。エドは沈痛な面持ちで「ロレインは自分の命を削って悪魔と戦っている」って言ってたし。
で、このドキュメント…。
なるほどね。そうだよね。と、思わされる。特にこの一家の長男には同情しか湧かない。
その他の家族は本当にウォーレン夫妻に洗脳されたのか、自分の都合の良いように洗脳されたフリをしていたのか。
ホラー映画の中で聞く悪魔の言葉って、言葉遣いは悪いけど結構知的で鋭いことを言うイメージ。でも、憑依されたという少年デビッドの口から出てくる言葉はなーんか幼稚なんだよね。まるで子どものケンカみたいだった。「おまえのかーちゃん、出ベソ」的なw
いずれにしても「死霊館」を素直に楽しめなくなっちゃったかも。
ちょっと悲しい。
