2024年劇場鑑賞111本目。
これは！観てよかったぁ〜ってホントに思えた良作でした。アニメって言う考えで観ない方がいいですよ、これは。実写で描くと生々しすぎる切ない関係、キャラは犬だったりラスカルだったり、（おもちゃっぽい）ロボットだったりするんですが、ロケーションもリアルだし、時代設計もリアル、部屋にはなんと！ピエールエタックスのyo-yoポスター！観ているビデオは、伝説の？キムズビデオからレンタルしたオズの魔法使いだったり、まぁもうSeptemberが完全テーマ曲だし、ヒップホップ、グラフィティー、路上のホットドッグ、ピザのスライス喰い、冷凍庫にはマックアンドチーズのTVディナー…もうディテールが半端なくリアルな80sニューヨーク。ワールドトレードセンターももちろんあります。そんな中で繰り広げられる、もう切なすぎる人間模様。何やら、監督ご自身の経験が色濃く反映されているようで、あの時代のニューヨークに住む移民の孤独感と、出会いと別れと…そんな「人間」関係をニューヨークの四季折々をうまく描きながらサイレントに語っていく。これ、エタックスの影響色濃いなぁ…ってことで、エタックス作品もまた観てみよっ！
