ラーチャえだまめ

ロボット・ドリームズのラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)
4.5

『ロボットはオズの魔法使いの夢を見るか』




問題「一度沼ると抜け出せないもの」ってなーんだ??


……正解は「ひとりしんぱち飲み」どーもラーチャえだまめです。ネギトロ90円生ビール150円とか輪廻転生してでも通い詰めたいそんなソロ活に精を出す方もたまには人と一緒に過ごしたい、、、、なんて思う人肌寂しい季節にさらに追い打ちをかける今日ご紹介する映画はコチラ


【ロボット・ドリームズ】…!!アニメーション作品は今年は「ルックバック」と「ダンダダン」くらいしか見ていない余程気にならないと見ないタチ、、、ひろしなんですが、今月8日に劇場公開されてから現在追加上映が続々決定済みの、シネマ界をジワジワ席巻しているという!?気になって拝見させて頂きました。いやー絵がとっても誰が見ても“優しい絵”って感じで、これはきっと「すみっコぐらし」的な癒し効果が期待できる……なんて思っていたら


本作はスペイン・フランス合作、原作はアメリカ人作家サラ・バロン、監督はこれまで実写映画を手掛けてきたスペイン人のパブロ・ベルヘル、そして本作の舞台は80年代のアメリカ、ニューヨーク……とまぁその国籍は大変チグハグっていますが、可愛らしい動物の世界が舞台なのとセリフ・ナレーションの排除、これにより人種やお国柄のイメージそして言葉の壁を完全に撤廃し“誰もが平等に鑑賞できる”何の先入観も持たずに目の前の「物語」に集中させるのにとっても好都合というか、まぁ狙ってやってるんでしょうが“世界共通”の物語として観ることが出来る。そして誰もが抱える“孤独”や“友情”を描き感情の“移入”これが余計な情報がないから自然にスッと出来てしまう。これが無声アニメーションの強みなのか。。。。


忙しい現代人にはゆっくり腰を据えて劇場で観てほしい。えなんで?アニメでしょ?私もはじめはそう思っていました。でもはじめに言った通り、とても可愛らしい絵のタッチに反して“内容はむしろ現実的”なんですよね。イヌくんがめっちゃ不器用だったり不公正さや不運だって現実にもあるじゃないですか。でも本作のテーマソングと言っていいアース・ウィンド・アンド・ファイアーの「セプテンバー」。皆さん一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。いや〜この曲の使い方が上手いのよ!?歌詞の“覚えているかい?”がそのまま本作のテーマだし、愛しさと切なさと心強さと……ちょっと篠原涼子になっちゃいましたが(汗)でもエンディングはまさにこの3つの感情が入り乱れた、感動的でしたね〜!!個人的に最近ちょっと酒の量も増えてたんですけど、少しだけ心が浄化されました(いやホントに)心のデトックス効果アリアリYO〜!?見た後「セプテンバー」の鼻歌歌いながら帰る人続出してるでしょ!?そうまさにこのロボットみたいに……



↓ブログにもあげました↓
(ネタバレなし&ネタバレ・考察)
https://www.edamame-movie.com
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