さるやん

ロボット・ドリームズのさるやんのレビュー・感想・評価

ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)
3.5
こんにちは、さるやんです。

皆さんは映画や小説でロボットと聞くと何を思い浮かべますか?

今作、皆様の評価も高く、結構都心部で満員になっているところも多いということ。

ずっとみたいなと思っておりますたまたま川崎で割と空いてる時間帯に見ることができました。

アニメーションとしての表現力、なぜかホラー映画やスティーブン・キングへのリスペクトが高く楽しめるところは楽しめたのですが、

ですが、

今作にでてくるロボットとドックくんの位置づけとか、関係性はどのようなものなだろうか?
というところに途中かものすごく疑問をもち
なんだか、モヤモヤした気持ちで鑑賞する運びとなりました。

というのも、先日、インターステラーIMAXリバイバルを再鑑賞いたしまして、
地球存続のために遥か彼方の宇宙に旅立つクルー達と、最新AIのモノリス型ロボット、もっともクリストファーノーラン監督は、有機的機械と呼んでるそうですが、
その一体、TARSとの関係性を思い浮かべたからです。
インターステラーの内容に触れることになりますのでまだ見てない方はスルー願います。

TARSたち(劇中で他に2体存在確認あり)は便利なサポートマシーンとして存在しており、まあ、いわゆる便利な道具でありますが、彼等がいなかったらとっくのとうに全滅するくらいあらゆる場面で活躍が見られます。
そのため、後半では完全な信頼を勝ち得て主人公の相棒たる位置を確立するのです。
ラストのとある惑星に取り残された同僚をまさに救いにいかんとして、TARSに行くぞ!って声をかけるシーンなどは感涙ものです。

それに比べてイヌくんとロボットの関係性は、希薄なものに感じますし、海水浴場が閉まる日に、たぶんマニュアルにも水に濡れたときの対処法が書かれていたと思うのですが
(想像ですが)それもせずに、オイルも持っていかないといった体たらく。
なおかつ、救いに行くシーンでは海からの侵入は可能なのにそれもせず

まあ、それならそれでまあ道具として、私等もよくイヤホン片方なくしたり、チャリの鍵をスペアぎりぎりなくしたりするので
イヌくんよりのずぼらな性格だとおもうのですが、
そこに対して、ロボットがどういったシステムでイヌくんへの愛情をいだいているのかがわからなくて冷めた目でみてしまいました。

悪くはないのですが、感動するまでにいたらずでした。音楽はみなさんおっしゃる通り選曲も素晴らしく、絵柄もポップでよかったです。
さるやん

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