みゆう

ロボット・ドリームズのみゆうのネタバレレビュー・内容・結末

ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

セプテンバーの曲が心地いい。ドッグとロボットは友達として出会ったけど、お互いがお互いを思う様子はもはや恋人。切ないロマンス映画を擬人化アニメで表現した感じ。男女で例えるなら、ドッグが彼女でロボットが彼氏かな。

最初のウサギ達のところは、ちょっと打ちのめされた。ひと昔前は夢オチは御法度みたいなのあったけど、最近はそういうのあまりないなぁ、そういえば。あのウサギ達いいヤツじゃんとか思ってたら、足を壊すなんて。助けてくれるのが当たり前って思ってたけど、社会は厳しいのだということを教えられた気がする。

ラストの展開は切なかった。ずっと会いたいと思ってた人にはもう別の人がいて、離れてた月日を思うとそれは責められないことだし、自分にも新しい思い出をくれた大切な人がいて。あの時ああすれば良かったなんて思っても、もう戻れない。せめて大切な人が幸せでありますようにと、隠れて2人の思い出の曲セプテンバーを流すとか、どこの恋愛映画かと。切なかった。今回はハンカチ忘れないように持ってったけど、ギリ大丈夫ではあった。

ロボットのところで子育てした鳥は、可愛かった。最初の鳥の動きが、リアルに鳥の動きだった。口の中覗き込んでくるのとか、鳥飼あるあるすぎて。分かってるなと思った。

アニメーションでありながら、すごくリアルな描写だった。いい話。
みゆう

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