このレビューはネタバレを含みます
2025年17本目
去年末から新宿武蔵野館を通る度に気になっていた作品。もうすぐ公演終了ということもあり観に行ってきた。
2人の出会いと切ないすれ違いの日々をロマンチックに映すフランス映画らしい演出はさながら、セリフで魅せる日本アニメと違い、音と少しの擬音語で魅せるフランスアニメに最後には心を動かされすぎていた…。
最後のシーンでロボットが新しい相棒と一緒にいるドッグを切なそうに、でもどこか愛おしそうに見守っている姿に、すれ違い続けていた日々も含めて全てが2人にとっての大切な時間だったんだと教えてくれた。
初めてフランスアニメを観たが、フランス映画特有のゆったりとした演出がこんなにも人の心を動かすことがあるのか、ということに気づくことができた。
”別れ“が悲しいことだけではないことを教えてくれる。心が温まる作品に出会えて良かった。