さるやん

型破りな教室のさるやんのレビュー・感想・評価

型破りな教室(2023年製作の映画)
4.2
このレビューを書くにあたって!一瞬頭のタイトルを忘れてしまい、
あれ?何の教室だっけ?
となってしまい
破天荒な?
度外視な?
規格外な?
桁外れ?
的外れな?
そして、諦めてフィルマで調べました。

皆さんこんにちは、ただでさえ記憶力が悪いのですがここめっきり記憶が、低下してるさるやんです。

型破りな教室です。

ほんとこの作品、みなさまのレビューが素晴らしすぎます。

特にレビューの師匠と崇めてる、二人のうちの一人、むらむらさんのレビューが久しぶりに至極真っ当すぎて素晴らしすぎました。
レビューに✩5つ、つけたいくらい素晴らしい。

ということで、わたしのレビューはサラリと行きますね。

自分が思うに、人が人たらしめてるものは
キュリオシティ好奇心とインクィジクティブ
探究心だとおもっております。
もちろん、人類以外の動物の中にもそれらが強いものはいます。

それらによって人類はひるいなきはってんをしてまいりました。

では、それらはどこからくるのでしょう?

その答えがこの映画のなかにあります。

他の方のレビューでもあったのですが、親ガチャそして、国ガチャと言われるように生まれた環境で明日の食料を確保するのにいっぱいでそれらに目を向ける余裕もない方たちも大勢いらっしゃいます。
ですが、よく考えるとそれらの中には、未来のアインシュタインのような常識を覆す天才がいるかもしれません。
そして、環境によってその可能性を失ってる現実があります。

この映画のなかの、セルヒオ·ファレス先生はそんな子たちのためにキュリオシティを提供します。
なぜ~~なのか?を連発し、ただ単に記憶を強制する授業を飛び越えて生徒たちの知的好奇心を煽っていきます。

また、班分けすることによって生徒各人の得意分野を炙り出し生徒たちの結束までも高めていくことに。

途中、どしても抗えないほどの現実の厳しさに打ちのめされる場面も。

本作を、鑑賞して感じたこととしては、
現代日本が、どんどん教育というものにたいしてぞんざいになっている傾向にあると思います。
それは、教育自体が将来金儲けのためにだけに役に立つものであるかのように扱われ、良い就職をするためとか、偉くなるためとか、そういうことが重要視されてる気がします。

また、自分自身映画というものに子供の頃から興味をもち還暦あと1年でを迎える今現在までこれほど深くのめり込むことができる、最大のキュリオシティに出会えて本当に良かったなと心から感謝をこの映画鑑賞して再確認できたことでした。

映画としても、コーダでV先生を演じた俳優さんがセルヒオ·ファレス先生を、演じておられ、生徒や家族、そして、のちに最大の理解者となってくれる校長先生との関係性など笑いを交えてすすめてくれるので全編作品の中にのめり込めることができます。

新年早々感動の涙で劇場をあとにすることができる作品です。

おすすめいたします。
さるやん

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