すみ

西湖畔(せいこはん)に生きるのすみのレビュー・感想・評価

4.8
「春江水暖」のグー・シャオガン監督。前作の横に流れる画から縦に流れる画へ。
最初の茶畑のシーンが圧巻。
この世の天国と地獄を上手く描いている。
働いても働いても苦労する主人公がマルチ商法で金の猛者となる事よりも、地味だった主人公が化粧も濃くなり派手になり、変わりたいんだと雨の中で叫ぶシーンは「ジョーカー」を彷彿させた。
天→地獄→草や地に戻って行く、この構図を覚えておくとわかりやすいかも。
次作もまた、期待。
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