地球外生命体

フィモリ 名唱イムレの沈清歌の地球外生命体のレビュー・感想・評価

2.7
【太鼓の拍子(フィモリ)】に合わせてひとりで歌う、一種のソロオペラ、朝鮮の伝統芸能【パンソリ】の名手イムレの半生を描いたドラマ。

名唱として知られる光州市無形文化財のイ・イムレの実人生を題材とし、彼女の息子で、本人も一流の鼓手であるイ・テベクが、イムレの才能を磨いて夫となったイ・ビョンギ、自身の父親役を演じている。

主人公の若きイムレに抜擢されたキム・ジョンミンは初の映画出演で、第32回大鐘賞映画祭新人女優賞を獲得。もともと芸術高校の国楽講師だった彼女は映画界には入らず、パンソリの道に邁進。現在は公演をはじめ様々な活動によってパンソリを広め、イ・テベクともたびたび共演しているとのこと。

【パンソリ】は、太鼓を打つ鼓手の拍子に合わせ一人の歌い手がチャン(歌)・アニリ(台詞)・ノルムセ(身振り)の3つの要素を織り混ぜながら物語をつむぐ口唱芸能で、2003年にはユネスコ無形文化遺産に登録された。

【韓流20周年】を記念して、シネマート新宿・心斎橋、おうちでCinem@rtで同時開催された、特集『韓流映画祭2023』にて劇場公開。

朝鮮の伝統的な民俗芸能【パンソリ】は、太鼓の音に合わせて歌・台詞・身振りをひとりで行う。韓国民謡の教師イ・ビョンギは、珍島の民俗音楽院に赴任する。ある日、ビョンギは親に反対され壁越しにパンソリを学ぶイムレに、歌の才能を見抜いて特訓を施すことに。
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