物語は淡々と進むけど心穏やかには見られない、とても繊細で胸が締め付けられる作品でした。
家父長制や過度な競争社会による自己肯定感の欠如…あまりにも辛い。2段ベッドでのあるシーンは今思い返しても泣け…
屋上で自殺の真似事を繰り返す少年。
彼は何を思ってそんなことを繰り返すのか?
時は進んで教師チェンは、ある時、自分の勤める学校で自殺をほのめかす遺書を発見する。
"自分はどうでもいい存在"その言…
期待に応えたいと背を伸ばし、
努力じゃ勝てない劣等感に悩まされ、
重圧がのしかかる。
そんな隠したい傷を誰もが抱えながら
今日も必死に生きている。
勝敗よりも「愛」が欲しかった少年の
見ていた世界…
ありふれた子供時代を真摯に描くことで
大人になってしまった「いなくてもいい子」の魂に響く静かな癒しの物語
「自分はどうでもいい存在だ」
高校教師として働く主人公の職場で、生徒が書いたと思われ…
鑑賞時メモ
---
きっと、出来の悪かった彼が、「彼」なのだと思ってた。その夢を叶えたのだと。
でもそうもいかないのか。
人が、子供から大人になるまで、ずっと考えが変わらないことなんてない。
いっ…
誰からも必要とされない
僕の生きる意味はあるのだろうか
僕が抱き締めた人は皆
抱き締め返してくれやしない
らせん階段のその先の
秘密の場所で叫んでも
誰にも声は聞こえない
誰の心にも響かない
…
主人公避妊せえや
あと友達になるんじゃなくて心療内科の専門家や医療機関、福祉との連携をちゃんとしな…!頼むから…!そしてあんたもかかれ…!!!と祈ってしまった。。
実際ちゃんとフラットでニュート…
兄が受けていた酷い仕打ちも、結局は立派に成長し、病院での様子などから父親にも一定の愛を受けていたのだと納得できていたから見ていられたのに、その結末には胸が張り裂ける思いだった。
割と鈍感そうな兄が最…
ALL RIGHTS RESERVED © 2023 ROUNDTABLE PICTURES LIMITED