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虹のかけら
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虹のかけらの作品紹介

虹のかけらのあらすじ

認知症を患う母・佳代子と共に人生を歩む娘・芽衣。家族の大黒柱でもある父親は、六年前に逝去した。認知症が原因で、徐々に変わり果てていく母と過ごす彼女には、友達も恋人もいない。彼女の人生は、孤独と疲労の渦の中。夜間徘徊も目立って来た母を養うために芽衣は、否応無く夜の世界に身を置いていた。芽衣にとって、心を許せる相手は極わずか。そんな彼女には、昔から母に対する心の凝りを抱えていた。芽衣は、母親が認知症を患うまで、向き合えなかったある過去と面前に対峙しようとするのだが…。

虹のかけらの監督

坂厚人

原題
公式サイト
https://studio-knoll.com/nijikake
製作年
2023年
製作国
日本

『虹のかけら』に投稿された感想・評価

伝えたいことは何となくわかるんですが、少し行間を読まないとわかりにくいかも…。
若年性認知症の母とデリヘルの娘。その割には家を空けることが多いなぁって感じたり。
お客さんが娘の寂しさを紛らわすために呼ぶだけ呼んで行為をしないとかちょっと理解に苦しむとこも多々あり。
音楽の入れ方とかカット割も昔のメロドラマみたいでした。
良かったのは篠崎雅美さんの表情の変化が豊かだったところ。

篠崎雅美さん、波佐本麻里さん、タユさん、坂厚人監督らによる舞台挨拶。
もう五年前に撮影したらしく、みなさんその頃と変わってないのが驚き。
篠崎さんは今作への思い入れが強く、クランクインの時も出番ないが来ていたらしい。
涙ぐむシーンもあり、本当に大切な作品なんだなと感じた。
観てよかった。で、ずしっと重たいものを感じました。

認知症になった母親の介護の中で、自由に生きられない苦悩の日々がリアルに描かれていて、色々考えさせられた。

前半は重たい空気の中で、芽衣の孤独と苦悩と葛藤がリアルで、後半は支えてくれる人たちの何気ない温かな支えもあって、少しずつ笑顔を取り戻していく芽衣。

芽依の決断から、母親の『行ってくるね』の最後の言葉を芽依はどう受け止めたのだろうか。虹のかけらを掴んだのだろうか。

生気がない芽衣の悲しみと苦悩と葛藤の表情、心と気持ちが和らぎ笑顔を取り戻した芽依の表情。芽依役の篠崎さんの演技が素晴らしかった。
そもそも本作を観るきっかけは撮影担当であの 『ディスコーズハイ』『ボールドアズ、君』その他諸々でお世話になっているあのおかもしこと岡本祟監督が関わってる事だったので、その内容に関しては予告編も観ずに全くの無予習で臨んだ。
 だが「風俗(デリヘル)で働きつつ認知症の母を世話する一人娘の話。」というプロットはなんとなくSNS等で漏れ聞こえてきて把握していたのでそこに重苦しさや陰鬱さとか御涙頂戴の演出とかがあったら嫌だなぁとか一抹の覚悟を抱えて臨んだものだがそんなしょうもない不安感は一瞬で消え失せた。終わってみるとシリアスさとフラジャイルさと少しの希望との割合が4:4:2ぐらいの配分で絶妙に配合された珠玉の作品だったから。
また、当初タイトルにもある通り「虹」というフレーズから昨年の今頃観た島田伊智郎監督の「消えない虹」を思わず連想したものだが、そのシリアスなテーマの中にどことなく希望の光が差し込んでくるような雰囲気の作風は両作ともどもとても近しいものがあると思う。こういうヘヴィーなテーマながら押し付けがましくはなく観る者にパースペクティブを与えてくれる作風はとても好きだ。同じようなことを思っている人は間違いなく好きだろう。
 いや、それにしてもこのお母さんは認知症ゆえにセリフを放つこと自体とても稀少なんだけどあのラストの台詞には思わずハッとした。
全体的に静かな作風だけに割とゆったりとした姿勢で観てたんだけどあそこのシーンには思わず前のめりになりそうだったもの(笑)
 ひょっとしたら、あの時お母さんは一瞬だけだけど「我に返った」あるいは「過去の事を全て思い出した」んじゃないだろうか。過去の自分の娘に対するややスパルタがかった子育てへの反省の念だとか、娘は今ままでどのようにして私に食事を与えるべく家計を支えてきたのだろうとか、あれこれ全部含め娘からの私への熱い想いへの感謝の思いなどのようなものを一瞬だけかもしれないが認識し、本当の自分を、そして娘を、そして家族を思い出したのではないか。だからこそハッとしたものだ。
 あの全てを見透かしたような「◯◯◯◯◯◯」という(日常的によく使う)あのフレーズの強さよ。
私はあの六文字に対峙することによって本作自体を「希望の物語」だと受け取ったし、まあそこに至るまでにどどどっと押し寄せるさまざまなヘヴィーな現実が大半を占める作品ではあるんだけども、ここに込められたある種の魔法の言葉とも取れる「ファンタジー」に坂厚人監督の一つの思いを集約させたかったのかもしれない。
そう言った意味では数年前に観た『テロルンとルンルン』の主人公の女の子(ルンルン)が工場ニートの男の子(テロルン)に対して初めて言葉として放った「ありがとう」という台詞に近しいものを感じたりもして。

 ところで話を脱線するが、主演の篠崎雅美さんに関して、本編ではシリアスな表情が多いだけに舞台挨拶での弾ける笑顔になんと心の洗われること限りなしだった。シアターセブンで上映中も舞台挨拶メンバーでもないにも関わらず鑑賞して号泣してるらしいし本当に人間味のある俳優さんだと思う。
因みに本編では彼女の憂いを表現するためか横顔のシーンが多いが本作を観た直後、私の中で、早織さん(『辻占恋慕』『リバー、流れないでよ』)、優利香さん(つい最近メジャーデビューしたシンガーソングライター)に並ぶ「3大・彫刻に張り合える横顔美しさQueen」に彼女も君臨する事となりました(笑)