左から右へ、奥から手前へと画面いっぱいに駆け巡る子どもたちのショットだったりが、ゴダール映画における諸運動群を思い出す緑の世界をバックにして右から左へとゆっくり歩みを進める主人公のショットに重なって思い出されて、それらのたえまない運動が記憶の中で生きたまま、せわしなく、でもある規則をもってして呼吸し続けているような。たしかにあいつでぜんぶ持っていかれた。良い。ラストのアレに関してはまぁ分かるしそれなりに感動し直すこともできるんだけどやっぱなくてもいいと思うんだよなそこのこだわりみたいのってゆずれないものなのだろうか
