伊達巻

オッペンハイマーの伊達巻のレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.1
途中まで面白すぎてノーランベストかもしれんと思ったが後半になってからなんかマジでどうでもよくなってしまった、普通に冗長、ただこの映画の何が好きってノーランセックス撮るの下手すぎ問題、いやそんなことないかも知んないし失礼だけど、死ぬほどすごい風景とかに挟まれてるめちゃくちゃ平凡なセックスがなんかもう一周回ってめちゃくちゃ感動的に思えてしまって変な涙を落としかけた、揺れたいからの爆裂騎乗位とかもうアホかと思って腰抜けたがそういうよくわからない唐突な不器用さが逆にギャップで萌えたというか感動した、回想のシーンも一周回ったというか思わず至る所に至っちゃった感じがあって良かったと思う、だからそのへんの流れが終わってからはほんとに興味が失せてしまって、賛否が分かれるのも理解できたつもりだけど正直おれにとってはなんでもよく、どちらかというと普通につまらないから作品として否みたいなところはある、横で観てた友達はトリニティ成功したとこで複雑な気持ちになって泣いてしまったと話していて、嫌味とかじゃなくて普通に偉いなと思ったし然るべき感情なんだろうなと思った、で俺はというと感情が無、ラストに限らずキリアン・マーフィーの表情がすごいなと思って、でも正直映像を魅せる以外に何か特別なものがあったかどうかというと俺には分からない、またこれを観るハメになるなら『この世界の片隅に』とか『ハダシのゲン』、あとは『ヒロシマモナムール』を100回くらい繰り返して観たいという気持ち。視点の問題ではなく。
伊達巻

伊達巻