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青春18×2 君へと続く道のれれれのレビュー・感想・評価

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)
3.5
台湾と共同参画していることの旨みが存分に出ていたと思う。多分これを日本が主軸でやったら、キラッキラの明るい映像で、アホみたいにでかいBGMで、君の膵臓をたべたりたべなかったりしてたと思う。

というのも、プロット自体はすごく普遍的で、この映画だからこその独自性はそんなになかった。遠距離恋愛ものに、スパイス加えたらこうなるよねっていうシーンが続くし、台湾だからこそ活かされるロケ、というよりは、観光地・台湾 という位置付けになっていたし。

あの生まれながらにしてのファムファタール、映画に描かれた時に勝手に拒否感を感じてしまうのは私が男子校だったからでしょうか。清原茅野の秘密を映画都合で隠していたように見えちゃったな。

演者の躍動もすごく感じたし、言葉の壁が映画的にも障壁になるかなと思ったけどそこも上手くクリアされていた。
だからこそもうちょっとプロットに台湾の青春映画で描かれるあの甘酸っぱさが感じられたりしたらいいのかなぁと思った。
あくまでプロットのテイストは日本的だった。

個人的には「青春18×2」っていうタイトルがあんましっくりきてない
れれれ

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