このレビューはネタバレを含みます
シャイな台湾の男の子と天真爛漫な日本の女の子が淡い恋に落ちる。彼の気持ちも分かっていて、憎からず思ってるはずなのに、彼女はあと一歩を踏み込ませようとしない。そこで彼女は病気であまり余生が長くないというオチは見えるのだが、それでも彼女が残したアルバムのシーンは泣ける。エンドロールの音楽がミスチルだったのも良かった。
〈あらすじ〉
18年前の台湾、カラオケ店でバイトする高校生3年生のジミー(シュー・グァンハン)のアルバイト先に、日本から来たバックパッカーのアミ(清原果耶)が現れる。2人は夏の間同じ店で働くことになり、ジミーは4歳年上で天真爛漫なアミに淡い恋心を抱くようになる。バイクで夜道を走ったり、映画を観に行ったりするうちに、彼らの距離は縮まっていくが、ある日突然アミが日本に帰ることになり、戸惑うジミーにアミはある約束をする。時が経ち現在。人生に躓き久々に故郷に戻ってきたジミーは、かつてアミから届いた絵ハガキを再び手に取り、あの日の約束を果たそうと日本へ旅立つ。東京から鎌倉、長野、新潟、そしてアミの故郷である福島へと向かう。