いや〜笑った。
これはアイディア賞だ。
大恋愛の末に結婚した、弁護士のキム・ハヌルと映画プロデューサーのチョン・ソミンの夫婦が離婚することになり、30日間の猶予期間が設定される。
ところが直後に二人とも事故で記憶喪失になり、すべてリセットされてしまう。
二人の中には愛し合った記憶と、憎み合った記憶があるはず。
もし記憶を取り戻したら、どうなるのか？愛がよみがえる？それとも憎しみだけ？
ナム・テジュンの演出は軽快でテンポよく、主役の二人の美男美女らしからぬ可笑しくて憎めないキャラクターもいい。
二人の家族は最悪の結婚生活を知っているので、離婚してほしい。
でも記憶がない二人は、恋愛初期モードで惹かれ合ってゆく。
果たして記憶は戻るのか、二周目の恋愛の結果、30日後に二人がどんな結論を出すのか。
映画なので結論はほぼ決まってるのだけど、紆余曲折のドラマ展開は飽きさせない。
しかし３、40代が主役のラブコメって、邦画にはなかなか無いよなー
恋に恋する若者じゃなくて、酸いも甘いも噛み分けた世代を描くには、センスが問われそうだけど。
これはとても上出来。
