映画もよかったけれど、監督のお話がよかった!
まずは受けてくれる学校を探すのに苦労されたのですね。あのシンバルの女の子の家族の方とか、よくOKしてくれたと思います。
カメラを回したのは700時間にも及ぶそうです。その中からたった95分を選ぶのがたいへんだったとのこと。
一番印象に残っているシーンはと質問があり、一年生のやんちゃな男の子が折り紙で手裏剣を作ることができるがために次々と「作って」と言われて自分のやることができなくなった場面を挙げていました。先生が「今度からは『教えてあげるけれど、自分で作ってね』と言えるようになろうね」とアドバイスしていました。この先生、ほんと、すばらしい。
文科省はやたらと授業が大事といいますが、子供が育つのは授業以外のときですよ。掃除の仕方がいいとか、休み時間に練習しているとか、そういうところを褒めてやると授業にも身が入るものです。
教育国として有名なフィンランドで大きく評価されたとか。エジプトでしたっけ、日本の真似して掃除をやらせるようになったとか。
日本の先生が少しでも自信をつけて、これから教師を目指したいと思う人が増えるといいなあ。