にっきい

東京物語 4Kデジタル修復版のにっきいのレビュー・感想・評価

東京物語 4Kデジタル修復版(1953年製作の映画)
3.5
Rotten Tomatoes批評家支持率100%。

日本を代表する監督の代表作として、ずっと観たいと思っていた映画。
デジタル修復版の上映があったので観て来ました。

尾道から東京までは急行で15時間って話し。
予想はしてたけど本当に淡々と日常が描かれてるだけ。
同じ日本を代表する黒澤明の作風としては正反対。

尾道に住む周吉ととみは、年齢的にも最後かも知れないと思い東京に住んでいる長男と長女、そして戦死した次男の嫁に会いに行く事にする。
暖かく迎えてはくれるのだが、皆にもそれぞれ生活があり…、って話し。

"親の心子知らず"
"孝行したい時分に親は無し"
例え親子だとしても、それぞれが家庭を持って自分たちの生活が出来ると以前と同じようには出来ない。
見慣れない祖父母に戸惑う孫たち。
世話が出来ないので旅行に行かす息子と娘。
迷惑かけていると思い何も言わない親。
勿論皆が良かれと思ってやっている事だけど、家族の単位が変わってくる。
そんな中でも戦死した次男の嫁だけは今までと変わらず接してくれる。
でも両親にとってはそれも心苦しい。
死んだ息子の事を忘れ、再婚して欲しい。
両親の上京の話しなんだけど、尾道に帰ってからもう一つのメッセージがあります。

これ観るのに二条(京都)から九条(大阪)まで移動した時の話し。
まずJR嵯峨野線で京都駅まで行くのに約4分遅れ。
走ってなんとか予定してた京都線に乗ったのに今度は2分遅れ。
大阪駅でまたまた走って環状線に乗り換えたらなんと8分遅れ。
そこからまたまたまたまた走って阪神電車に乗り換えてようやく到着。
間に合って良かった!




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2024年3月9日
鑑賞回:15:35〜17:55
劇場名:シネ・ヌーヴォ
座席情報:F-1
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:136分
備考:特別料金(1500円)
**********************

NEXT▶︎▶︎▶︎『デューン 砂の惑星 PART2』
にっきい

にっきい