『秋日和』と続けて観たこともあり、またこの手の話か…とちょっとうんざりした。会社の造りなんてまるっきり同じで笑ってしまった。しかし中学時代の旧友や恩師、息子夫婦などが出てくるせいか、『晩春』や『秋日和』と比べると映画の中の世界が広くなった気がする。
『秋刀魚の味』というタイトルは、娘の結婚の嬉しさと寂しさを秋刀魚の旨味と苦味にかけているのでしょうか。娘の巣立ちを迎える年齢は人生の秋と言えるのかもしれません。
メモ:https://m.youtube.com/watch?v=55z77WH1qcE
原節子の表情しかり、小津の映画を観ていると深淵(?)のようなものを感じる瞬間がある。この映画ではトリスバーのシーンがそうだった。