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しあわせのかおりのJINのレビュー・感想・評価

しあわせのかおり(2008年製作の映画)
3.9
金沢市の小さな中華料理店にて。病で料理を絶たれた孤独な名料理人と、苦しみを抱えるシングルマザーが、師弟になります。徐々に父娘のような関係へと変化していくのが素敵です。

実は、1番初めの調理シーンから、釘付けになりました。本当に美味しそう。ごはんが届ける幸せは何物にも勝ると思います。貴子さんは、彼の料理に出会って勇気をもらった。そして今度は、彼女の行動力が王さんを救いました。

とても良い雰囲気の作品で、音・音楽・ノスタルジックな映像が上質。そして、藤竜也さんを初めて拝見したのですが、すごい…。料理をする姿、後遺症、片言すべて王さんそのもの。

王さんの故郷・紹興を訪れるシーンがあります。美しい水の街。紹興酒の産地であり、父は娘が産まれたら酒を作り、嫁入りのときに振る舞うというしきたりがあるそう。紹興酒は飲まず嫌いでしたが、いつか頂こうと思った。

そして!トマたま!!🍅私も、母の作るトマたまが大好きだったのを思い出しました。本日の夜ご飯はトマたまにします🍅
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