"周りに恵まれてるんです"
それは自分で選べてるからやと思ってるし(もちろん強運者もおるやろう)、自分も選べてる側。自分にとって不利益・マイナスな人を切ることができる環境やからそう言えてる。"周りには自分にとって良い人を選んでます"が正しいと思っている。
産まれた時点から絶望な杏。母からの虐待と売春の強要を小学生の時から。中学も行けてない。ほんでクスリにハマってるとこから始まる。杏を更生させるために警察の多々羅は動く。多々羅のおかげで杏は、仕事と自由と勉強を手に入れてクスリを辞めれてた。生きることの喜びを知れてた。仕事場で、学校で、友達みたいな関係の多々羅と記者の桐野と共に。
でも多々羅の警察の立場を使った職務中の性行為を桐野にバラされて杏は裏切られる。そこにコロナ禍という杏にとってどでかいダメージが来る。仕事の休み、学校の閉鎖。杏にとって必要な場が無くなった。
そんな時、突然女性から赤ちゃんのハヤトを預けられた。癒し、母性の目覚め。我が子のようにハヤトを育ててたら、再度母親登場。さらなる絶望を持ってきた。そして希望が何もかも奪われた杏は、絶望の淵へと落ちる。でももしかしたら、この結末は杏にとってちょっとだけ救われたのかもしれへん。
多々羅達が中盤で完全におらんくなる判断すごかった。どう展開するんやろと思ったら、まさかの希望をもっかい持たせるとは。
佐藤二郎さんのあの警察の感じ、めちゃくちゃぴったりやったな。
ハヤトの母親からしたら、ちょっと子供を預けただけ。彼女にとって杏は忘れる存在。ハヤトの母親の存在感は、この世界の大多数。
これは事実に基づいた話。つまりこの世界に杏のような人間は存在しているということ。
杏の母は、クズすぎるあの演技できる河井青葉さんすごすぎる。
ほんで河合優実ちゃんが可愛すぎてやばいか。
「杏が抱えた希望と絶望」
野郎ども、次の作品レビューまで港に別れを告げろ。ヨーソロー!
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