あの禍々しいブルーインパルスの飛行と接続する瞬間は確かに世界がつながっていふ感じがあったが、それ以外は何というかちょっと作られた悲劇感が強かった気がする。後、映さないで良いところと、映さないといけないところのシーンの選択にも違和感が残る。(ちゃんと落ちるところのアクションはあるべき)
正直言うと、途中まではそんなことはなくスピーディーな展開も相まって、一生懸命に立ち上がろうとする彼女を応援しながら観ることができていたと思うが、どうしても最後10分の物語の閉じ方の許せなさがそう思わせてしまっているんだと思う。シェルターであるはずのマンションの住所が簡単に突き止められているのも謎だし、インターホンひとつで見ず知らずの彼女に子供の世話を押し付けていった女が「大切に育ててくれた」って微笑んでるのも謎。稲垣吾郎に関しては何ヶ月も接触しているのに、彼女の生活を匿名で書き続けるみたいな企画にしないの(少なくともしようとしてる様子がないの)本当に週刊誌ライターか？あれだけの時間費やして、やらされのスキャンダル記事だけ書いてお終いなのか。
これで「彼女は良い子だったのに社会が(もしくは運が)悪かった」みたいな終わり方にしようとしてるのはちょっと許せないと思った。
こんな感じならコロナ禍とかなくても、佐藤二朗が逮捕されたらやっぱりダメになってたんじゃない?って感じがする。
