このレビューはネタバレを含みます
絶賛されているけど、私には合わなかったかな~~~。
ブルーインパルス、わかるよ、コロナ禍でのブルーインパルスめちゃくちゃ腹たったよね、政府を批判したくもなるよ、昨日の事のように思い出せる。
ブルーインパルスを華々しく飛ばしてる影でどう足掻いても救われない貧困絶望スパイラル人生への皮肉と批判なんだろうけどさ、
個人的にはすごく違和感を覚えるというか、無理でしたね…あんの人生の描写に必要でしたかね…？必要だったのかなぁ…？
警察署にも「トウキョー2020」のポスターとか貼ってあって、それはよくわかるんだ、コロナ禍でオリンピックやったあの雰囲気。私も当時はオリンピック反対派だったし。
あんの人生も政治も地続きでそれが社会でそこにあんのような人の生活がある、
ってことはわかるんだけど、あんの救いのなかった人生を利用して政治批判の分かりやすい描写入れてませんか、と思ってしまって。
覚せい剤をやめて、ひたむきに働いて夜学で勉強して生きていこうとしていたあんの人生に水を差した刑事の不祥事・コロナ禍と非常事態宣言での孤立、
それもわかるんだけど、コロナ禍以前にあんは社会から断絶されてたじゃん、、
あと最後の佐藤二朗の演技も、興ざめというか、力を込めて連呼して言う意味ある？あの台詞。うーむ。
一晩寝て追記
・覚せい剤誰から買っているのか
・売春相手の男たち(多分男だろ？)
・世代間で受け継がれている貧困と暴力
・多分被虐待児であっただろう母親の背景
・母親も境界知能っぽい
・「恩人です」の台詞最高に気持ち悪いんだけど、そもそもシェルターに入ってる女性だし、悪い役を女に任せすぎ(しかも母親というポジション)
・透明化される父親たち
・吾郎ちゃん記者どの面下げて面会いくんか…(記者の通報は正しいと思うけど)
