あんのことのMikitのネタバレレビュー・内容・結末

これ実話ってつらすぎる…
見終わってしばらくは頭の切り替えができなかった。後味の悪さはトップレベル。
母親がもう信じられない程クズすぎて、、
ホテルで売春&クスリやってるシーンから始まるんだけど、自分の娘がこんなことしてたらとか考えただけでもう…とか考えてたらまさかの母親がやらせてるという事実。岬の兄妹という映画では兄が実妹に売春させてて最高に胸糞だったけど、実の母親かぁ。。娘を持つ母親としては理解不能すぎて、吐き気がするほどただただ嫌悪がすごかった。

刑事の多々羅についても、果たしてこの人は本当に悪なのか？って考えさせられる。性行為の強要はもちろん犯罪だけど、、ドラッグ中毒者を救うことに関してはやっぱりそれは本当の善意だったと思う。コロナ禍に入り、せっかく出来た杏の居場所がいとも簡単に崩れていって、そんな時にもし多々羅がそばにいてくれたら、あんな結末にはならなかったんじゃないかなぁ。

一体何が杏を殺してしまったんだろうって考える。
「彼女は、きっと、あなたのそばにいた」ってゆうキャッチコピーが、見終わってからとても刺さる。あの日多くの人に希望を与えたブルーインパルスが、虚しく絶望的に思えた人も沢山いたのかもしれないな。