このレビューはネタバレを含みます
ここまで辛く重い作品だとは思いませんでした。
親のせいで壮絶な人生を送ったあんが警察官多々羅を通じて社会に復帰、成長していく様はなかなかに感動的でした。ドラッグをやめてすぐに社会で通用する普通の子であることが特に環境が子供を変えてしまうということをよく示していました。終始嫌なタイミングで出てくる親の演技が上手く、本当に最低な親で出てくる度に不快度が増しました。
ラスト、コロナと共に追い詰められた状況で自殺してしまうあんを見て、あの状況にまでなったらその選択肢がないだろうと納得してしまう悲しさがありました。