このレビューはネタバレを含みます
実際ああいう親が存在していることを思うと腹立たしくなりますね。
どれだけ虐待されても強く生き、おばあちゃんがコロナになったと知れば嫌な環境だったとしても家に帰るとか。
自分がいい人生を歩めなかったからこそ、ほかの人は守りたいという意思が感じられました。
大切にしていた日記を燃やすシーン。
あのシーンは、あんのどうすることも出来ない感情をよく表していたと思います。
辛いことはあっても積み上げて取り戻してきた日常と薬を辞めていたはずの自分。
日記を眺めればあの頃の自分が輝かしく思えたんじゃないでしょうか。
何を書けばいいか分からなくなりまた自暴自棄になり最終的には…。
そういう感情はほんとうにどうしようも出来ないですからね。良い子だったと思います。
せつないお話でした。