あさ

ゆのあさのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
3.8
私の住むエリアにも銭湯はいくつかあって、引越したら通いたいな〜と思っていたのに全然行けていないのだ。京都に遊びに行く時に友達に連れて行ってもらうくらい。スーパー銭湯がシネコンなら、町の銭湯はミニシアター…て訳でもない、別にミニとは言わんけど、もっとクローズで独特の文化があると思ってしまう。この映画であるお客さんが番台さんに「良いお年を〜」と言って帰るのもそう。おばちゃんがフラーッと男湯にやってきて話しかけたり、女湯からお父さ〜んと呼ぶ奥様の声。何となくソワソワして湯浴みをしている主人公の胸中に徐々に近づけるのがよかった。少年がやっていたゲームはきっとぷよぷよですね…?銭湯好きの監督が銭湯で二ヶ月働いたこと、身の回りの出来事から着想を得たお話も含め面白かった。
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