第二次世界大戦下の上海を舞台にした作品だが、この辺りの時代背景をあまり知らないのでちょっと理解しにくかった。さらにノーラン監督ばりに時系列があっちこっちの展開でついていくのに大変だけど、最後にはなるほどと思わせてくれる。結末を知った上でもう一度観てみるのも良いかも。
思ったより日本語のシーンが多かったけど聴き取りにくい部分も多かったのは残念。あと、やたら音楽で煽るのが目立ったけど、効果的なところもあれば逆に役者の芝居の妨げになってしまっているところもあった。
トニー・レオンは流石の存在感で、60過ぎてもあれだけ動けるのは素晴らしい。対する若手のワン・イーボーも顔立ちは速水もこみちさんと及川光博さんを足して2で割った感じでクールな雰囲気と目ヂカラのある表情が印象的だった。
