マッチ工場の少女のShimogaiのレビュー・感想・評価

タイトルだけで勝手にマッチ売りの少女みたいな感動的な話だと想像していたら全然違った。感動的どころか男に遊ばれた少女の復讐劇。しかも見た感じそんなに少女でもないし。

セリフが極端に少なく淡々と進むけど、時折り入ってくる音楽の歌詞が主人公の心情を代弁してくれている。

復讐のやり方がえげつないけどそれをあまり感じさせない、寧ろちょっと滑稽に感じてしまうのはなぜだろう。カウリスマキ監督の独特の世界観が楽しめる、時間も短くて観やすい作品。