ねこきゃっと

ファミリー・ディナーのねこきゃっとのレビュー・感想・評価

ファミリー・ディナー(2022年製作の映画)
2.0
雰囲気全特化の、なんとなく進んでなんとなく終わる映画
設定が深掘りされないので推測しないといけない部分が多い
なので雰囲気はなんか良いけどよく分からんまま終わる映画
オチはもちろん、ありがちな返り討ちEND

ルッキズムに対して云々みたいなU-NEXTのあらすじがあったが、そっち方面は全くこれっぽっちもメッセージ性は感じなかった
ルッキズムが本筋の食人行為と繋がってるならわかるが、全く繋がっていない
別に主人公が太っちょだろうがガリガリだろうが結末はあまり変わらないと思う
仮にこの主人公が美女でもアマゾネス的戦士でもやはり変わらなかったと思うので、無理やり現代問題詰め込みました感は否めない
フィリップを儀式で殺して食べるという本筋ありきの映画なので。
それっぽいセリフを無理やりねじ込んできていたのは逆にマイナスなのでは。

気になった事の一つとして枕元に置かれたネズミの死体があったのだが、フィリップは動物を殺すことができないらしいので、おそらく叔母かその彼氏のどちらかの仕業だろうというのはわかる
あれはあの時点では食人儀式の前にさっさとシミーを家に帰したかったということなのか?

それともお菓子の食べカスの濡れ衣と合わせてやはりフィリップの仕業なのだろうか
何目的の嫌がらせなのか分からなかった
フィリップの仕業なら、もしかすると良いやつで「こんなヤベェ家にいないで早く帰れよ」というメッセージだったのだろうか、サンキューフィリップ
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