高校卒業の夜。進路がバラバラの三人は最後の思い出作りに集まって酒を飲んでいた。行く先が違っても親友でいる為に絆を作ろう、と互いの“絶対に言えない秘密”を語っていくが、ちょっとした悪ふざけが原因で取り返しの付かない事になってしまう。
タイトル通り、紛うことなき【黒の教育】であった。青春というのは取り返しのつかないもので、若さとは愚かさだ。少年時代が終わったのだから、全ては自己責任。責任の取り方は社会が、教えてくれます。
嘘をついてまで欲しかった一生モンの絆も、忘れられない思い出も出来たね。
これは野に放たれた少年達の通過儀礼。別々の道を歩むクソガキの、大人への第一歩!
卒業の日を跨ぎ、何もかも失い、まっさらな新生活。昔の仲間とは文字通り“手を切った”訳で。
全てが“オワリ”なのに、全てが始まったような気すらするエンディング。ギデンズ・コーの脚本は信頼に値するなぁ。もっと見たい!
俳優陣が素晴らしくロケーションも素晴らしい、全部絵面が良い。魚捌きヤバ裏社会偉親父が最高じゃない筈もなし。何故デカ魚捌いてるだけであんなにセクシーなのだろうか……
それにしても、ディレクターズカットなのに90分無いのは淋しい。寧ろコレから何をカットしたんだよ。追加して欲しいくらいです。アッサリし過ぎかも。