バカデカダイヤモンドを巡る、プロモーター、強盗、賞金稼ぎ、質屋、逃がせ屋、殺し屋、マフィア、流浪民ボクサー……あと犬の群像劇！
オープニングから凄まじく洒落た画面と抜群の音楽や衣装。独特で爆速のテンポ感に、良すぎる俳優陣。とにかく明るいクライムムービー。
「ブタのようにがっつく」の由来の話は最高過ぎてその後そのシーンを繰り返して見てしまった。
【数日、餌を与えず、空腹にさせてごちそうをやる。消化に良いように毛を剃り歯を抜いておく。骨までバターのように平らげてくれる。人間一体の処理に必要な豚は１６匹、豚の飼育場に知り合いを作っておけ。９０キロの死体を食うのに要する時間はたったの８分、つまり豚１匹につき、毎分９００グラムの生肉を食う計算だ。そこから生まれた言い回しが『豚のようにがっつく』だ」】
賭け試合のシーンはファイトクラブを彷彿とさせる。仲間達のルックスも抜群で、サブキャラ迄癖が強いし、自分語りで進む展開も分かりやすい。ストップモーションやサブリミナル的な演出は印象的だけど、配信で見たから一瞬問題が起きたかと勘違いはした。笑
犬たちの芝居も最高だし、キャラバンのママも最高。
パルプフィクションやグッドフェローズのようなワクワクが詰まった映画だった。
