春花とおく

グレムリンの春花とおくのレビュー・感想・評価

グレムリン(1984年製作の映画)
3.6
勝手に可愛い(架空の)ペットものと思っていた。確かに違ってはないのだが、割とグロい。しかしホラーとも言えず、パニック、あるいはコメディか。とにかく騙された。

ペットにしては妙に可愛くないと思っていた。後半になるともうギズモが可愛く見えて仕方がなくなるのだが、君の悪さがあると。そしてまさかの変態を遂げた所で、思う。あまり怖くないと。ただ、やかましく、迷惑であると。

エンタメとして頭空っぽに観ることが出来る作品のように感じたが、レビューを見るに「ペット問題」を提起する映画だという方もいらっしゃった。序盤借金のかたにやたらとペットを虐めたがるオバサンがいるあたり、そうなのだろう。ただ、グレムリンがバーで酔客の如く振舞う点など、やけに(悪い)人間らしさを覗かせる所などはそういった人々への皮肉もあるのだろう。

にしても母親VSグレムリンの戦いは凄まじかった。今まで観た映画の中でも一番グロい殺し方だったかもしれない。
春花とおく

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