超空間コベ

コーマの超空間コベのレビュー・感想・評価

コーマ(1978年製作の映画)
4.0
…………怖っわぁ…!
流石、ツタヤが発掘良品でプッシュしているだけの事はある。

味方が誰一人いない。もう皆すベての者が、倫理観を持つ人間ではなくなったマーケットで唯一人、秘密を知り、命を狙われる女医。そしてついに…。
そう…これはまさに、あの『ボディ・スナッチャー』の恐怖と同じだ。☆

「長期的展望が必要」
「個人より社会全体の重視」
…もう、どうする事も出来ない。我々の命も肉体も、医療機関という俎上の商品なのだ…!
70年代のオンライン競売はあんな感じだったんだよね。

「病理学者は皆、殺し屋になれる。完全犯罪もある(ニヤリ)」
と、病理の解剖医が語るシーンが印象的だった。
CTスキャンなど無い時代の、脳リアル輪切り。

「君は疲れてるんだ…。もう何も心配いらない…」
と執拗に諭すマイケルが、これまた怖い。

でも殺し屋に若干、恐怖感が足りないかな…。
死体ドミノで溺れるトコとか(笑)
超空間コベ

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