HiromiA

九十歳。何がめでたいのHiromiAのレビュー・感想・評価

九十歳。何がめでたい(2024年製作の映画)
3.7
元SKDのミュージカル女優で数々の映画にも出演してきた草笛光子ですが主役として映画に出演するのってあまりなかったんじゃないかなあ。でもさすがです、しっかり笑えるコメディになっていました。かつては東宝の喜劇シリーズに多数回出演していたのに記念映画は松竹配給ですか。ただ妄想で夫が嫌いな妻にしっかり伝えろと言ってたように思ったんだけど、現実ではそれを実践していたってどういったわけだったのかな。出版社でも編集長のパワハラとか、時代を反映してはいたけど、結局エッセイを書いてもらえたのは吉川の時代遅れの日参交渉だったというのは、なんか過去を懐かしむ感じになっていたかな。まあ仕事上の人間関係が急激な変化を遂げている現在、何が正解なのかわからないままさらに制度上も変化していくことについていけない人たちがたくさんいるだろうことは想像に難くないので、昔はこうだったなあって懐かしむことがあってもおかしくないかな。草笛光子演ずる佐藤愛子のメッセージは自分の意見を言えということなので、パワハラにならないようにするには他部署に対して歯に衣着せぬ意見を言えばいいのかな。作家さんのところへ編集者がうかがう時には毎回あのような手土産があるものなんでしょうか。それも経費なんですかね。
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