第二次大戦ドイツ占領下のオランダの話ってそういえばあまり見てなくて、アンネ・フランクぐらいしか頭にパッと浮かばなかったので見てみたが…
1本のドキュメンタリー映画としてはやっぱり長すぎる😅みんな集中力持つんだろうか?
想像と全く違い、インタビューでもなく、当時の映像でもない。オーディオブックを4時間聴きながら街を歩く感覚、もしくはツアーガイドの歴史話を聴きながらその街並みを見る…みたいな感覚。
悲劇が起きたその場所では現在は学校があったり、フェスが開かれていたり、カフェやショップが立ち並ぶ。
アムステルダムのみならず、世界各地の悲劇的出来事から復興した街や負の歴史を持つ街にあてはまる。
アンネ・フランクについては意外と触れてない(少ない)。確かに悲劇的なことが起きていて忘れてはならないことだけど、オランダがインドネシアから見れば加害者だったことにも言及してる。
過去と現在の隔たりやギャップを意識させそれを繋ごうとしてるんだろうか?(監督は「瞑想」と言ってたけども)
「関心領域」のラスト(あくまであのラストだけ)と似た試みを感じた。あの方法をこのドキュメンタリーで全編にわたってやりきったような。
その試みは良いとは思うけど、博物館とかのインスタレーションとして丁度いいやつじゃないか?と思ってしまった。ドキュメンタリー映画として鑑賞するつもりでいると尺と作風的にしんどい。
私の場合、これなら本読んだ方がいいな😅