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華麗なる大泥棒のhrt2308のレビュー・感想・評価

華麗なる大泥棒(1971年製作の映画)
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スクリーン2

「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選3」にて初鑑賞。アンリ・ベルヌイユにしては軽めの1971年作品。

ベルモンドはエメラルド泥棒アザド。仲間はロベール・オッセン、レナート・サリヴァトーリ、ニコール・カルファン。

追うのはオマー・シャリフ演じるザカリア警部。実はエメラルドを横取りしようとする悪い奴。

お話そのものは結構シンプル。しかし、ベルモンドのアクションがすごい。バスに飛び乗ったり飛び移ったり、挙句の果てはダンプカーの荷台から瓦礫とともに崖を転がり落ちる。そして、浮気男との執拗なファイト。その後ケロッとしてるのもベルモンドらしい。

激しいカーチェイスが異様に長いのも特筆もの。ザカリア警部の部下である制服警官たちのその他大勢っぷりがモヤモヤする。

よくあんなムチャな撮影やるなあとあきれたり感心したり。

O・シャリフは狡猾かつ冷酷な警部で、陽のベルモンドに対して陰の役柄。見せ場は颯爽とした乗馬姿くらい。よく出演を引き受けたなあって感じ(O・シャリフは損な役回りの出演作が以外に多い)。
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