大正時代に女性活動家として自由を求めた人生を描いた実話である。
時代背景から男尊女卑そして家長制度が根強く、女性が自立して自由に生きづらい風潮のなか、主人公の伊藤野枝は自分の信念を貫き通したことはその後、女性の参政権や働くことへの社会参加に影響を与える一端であったのではないかと思う。
現在は複雑な世の中で人間関係における性別の違いだけでなく、いろいろな問題点が点在している気がする。
また国会で今、議論されている問題点も権力者のある面においては庶民の思想とはかけ離れているように感じる(主観的ではあるが)。
この映画から自由とは何かをもう一度考えさせられた。