関東大震災直後の社会主義者弾圧の中で、無政府主義者・大杉栄と共に特高に捕えられ、憲兵大尉の甘粕正彦によって虐殺され、古井戸に遺棄された伊藤野枝の話だ。
主演は今年のNHK大河女優、吉高由里子。
ほー…
2024年37本目
この時代から、一体何が変わったんだろうか…(いや…選挙権も得たし、変わった。変わってはいるんだけど…)
今の日本を見てるようなシーンが多くて、辛くなる。
変わってるはずなのに、変…
福田村事件や破戒と重ねて観ていた。
たとえばWikipediaでさらりと情報だけ拾うと、
かなり奔放で自分勝手にも感じられる伊藤野枝が
吉高由里子が演じることですごくやわらかい印象になっていた。
1…
この作品を観て得るべきものは芸術作品としての感想よりベースとなる史実への思考、伊藤野枝が命を燃やした大正時代から現在にいたるまでの女性解放運動がどう進展し、そして未だに停滞する自身や現代人の感性によ…
>>続きを読むドラマ版も原作も未視聴、未読。テーマ及びあらすじを見て興味を持ち観に行った。
こういう筋の通った女性が大正時代にいた、ということを知るにはいいけど、サラリとしすぎているのは劇場版の所為だろうか?と…
女性が自由を手にする事難しさ。法律や規律は難しくても、心や表現力はなんと自由か。伊藤野枝の成長が吉高由里子さんの演技と重なって引き込まれる。ラスト野枝の写真が出た時、この人は本当に生きていて、礎を作…
>>続きを読む「福田村事件」でも触れられていた思想家たちの虐殺事件。警察や権力側が意図的組織的に自分達の邪魔になる者や楯突く者を虐殺処分した事件。最後に出てくる甘粕大尉は「ラストエンペラー」の坂本龍一さんになるの…
>>続きを読む伊藤野枝 (1895-1923)。
(1) 「良妻賢母」という語には、《女》の自我がない。すべて男に仕える役割。そんな習俗打破を試みた、ひとりの芯のある人間の物語。
(2) 大杉栄との関係性も、…
男尊女卑、家父長制が強くあった(今も色濃く残るが)時代を生きた女性の意志ある作品かと思ったけど、めちゃくちゃだった。伝えたいこと多すぎなので、もう少し絞っていただきたい。まあ人生ってこんくらいカオス…
>>続きを読む©風よ あらしよ 2024 ©村山由佳/集英社